【倉庫は借りるより建てた方が得?】建設が有利になる5つのケースと判断基準

多くの企業が物流拠点や保管スペースを確保する際、「倉庫を借りるか、それとも自社で建てるか?」という選択に悩みます。
一見、初期投資が抑えられる賃貸倉庫の方が気軽に見えますが、実は一定の条件を満たす企業にとっては、建設の方が圧倒的に得になるケースも少なくありません。
本記事では、建設マネジメント会社の立場から、倉庫を借りるより建てた方が得になる5つの具体的なケースと、判断時のポイントを解説します。
■ ケース①:長期利用(10年以上)が前提の事業
倉庫を10年以上にわたり使い続ける計画がある場合、建設による初期投資は償却とともにコスト回収が可能です。
また、長期賃貸では毎月の家賃が経費となる反面、自社倉庫は資産計上が可能で、資産形成にもつながるのが大きなメリットです。
■ ケース②:特殊仕様・業種特化の倉庫が必要な場合
例えば以下のような業種では賃貸倉庫では対応しきれないケースが多く見られます。
食品・医薬品などの温度・湿度管理が必要な倉庫
AGVや垂直搬送機など自動化設備を組み込む倉庫
危険物・重量物など特殊な構造設計が必要な倉庫
このようなケースでは、自社の用途に合わせた設計が可能な自社倉庫の方が圧倒的に効率的です。
■ ケース③:土地をすでに保有している
企業がすでに遊休地や遊んでいる敷地を保有している場合、倉庫建設は資産活用の有効手段になります。
また、土地の用途地域が「準工業地域」や「工業専用地域」などであれば、倉庫建設の自由度も高く、高い収益性が期待できます。
■ ケース④:将来的な資産形成・賃貸収益を見据えている
自社倉庫は将来的に貸し倉庫として賃料収入を得る資産にもなります。
特に、以下のようなケースでは建設が有利に働きます。
将来は物流子会社に貸与する計画がある
退去後に外部テナントに賃貸する構想がある
売却時に**「収益物件」として価値が出る設計**にしている
このような視点で設計・立地を考えると、“出口を見据えた建設”という意味でも有利になります。
■ ケース⑤:企業ブランディング・物流BCPを強化したい
最近では、物流の内製化や**サステナブル経営(ZEB倉庫・太陽光発電)**を目指す企業が増えています。
また、自然災害・感染症対策としてBCP(事業継続計画)対応の倉庫を保有したい企業も多く、自社で建てることでブランディングや物流の安定確保に直結します。
■ 自社建設が得になるかどうか、判断する3つの指標
最後に、実際に「借りる or 建てる」の判断を下すための基本的な指標を紹介します。
| 項目 | 借りる | 建てる |
|---|---|---|
| 初期コスト | ◎ 低い | △ 高い(設計・施工費用) |
| 月額コスト | △ 賃料あり | ◎ 償却後は維持費のみ |
| 柔軟性 | △ 間取り制限あり | ◎ 自社仕様に自由設計可能 |
| 資産性 | × なし | ◎ 固定資産として計上可能 |
| 税制メリット | △ 経費処理中心 | ◎ 減価償却+固定資産税対策可 |
長期的な視点で「建てるメリット」を見極めよう
倉庫を「借りるか・建てるか」は単なる費用比較だけでなく、企業戦略・事業継続・資産形成という視点から検討することが重要です。
特に以下のような企業には、建設を前提とした倉庫計画が非常に有効です。
10年以上の事業継続を見込む企業
特殊仕様の倉庫を必要とする業種
自社の土地を有効活用したい法人
BCP対応・サステナブル経営を重視する企業
当社では、倉庫の設計・建設・税務戦略・出口戦略までを含めた“総合的な倉庫計画”をサポートしています。
「借りるか建てるかで悩んでいる」「将来の資産活用まで考えた倉庫を作りたい」など、
ぜひお気軽にご相談ください。
まとめ
倉庫建設のプロセスでは、各段階での効率的なコスト管理と品質確保が鍵となります。弊社のコンストラクション・マネジメント方式を通じ、コスト削減と高品質な倉庫建設を提供することを目指しています。倉庫建設に関するご相談は、ぜひお気軽にお問い合わせください。


