【古い倉庫を壊さず活かす】躯体再利用による低コスト増築事例

「老朽化が進んできたが、まだ使える倉庫をどう活かすべきか?」
このようなお悩みをお持ちの法人担当者様にとって、**「躯体再利用による増築」**は、
コストを抑えながら機能拡張を実現する現実的な選択肢です。
新築・建替えと比較して、解体費・産廃処理・休業リスクを最小限に抑えられるため、
近年では中小企業を中心に 既存構造体を活かした増築ニーズが高まっています。
本記事では、古い倉庫を壊さず増築した実例と、成功のための設計・法規対応ポイントを解説します。
■ 躯体再利用とは?|倉庫再生の基本コンセプト
「躯体再利用」とは、既存の基礎・柱・梁などの主要構造体を活かし、
外壁・屋根・内装・断熱・配管などを更新・拡張する手法です。
倉庫の延床面積を増やしたい
断熱・空調・設備を入れ替えたい
ZEB Ready対応の省エネ化も同時に検討したい
といったケースにおいて、「一部撤去+一部増築+全面改修」という柔軟な対応が可能となります。
■ 躯体再利用が有効なケースとは?
| チェックポイント | 内容 |
|---|---|
| 構造形式 | 鉄骨造(S造)が最適。RC造も可。木造は非推奨。 |
| 躯体劣化 | 錆・劣化が軽微で、構造安全性に問題がない場合 |
| 基礎強度 | 追加荷重に耐えられるか、地盤調査+補強検討が必要 |
| 容積率・建蔽率 | 増築後も法定範囲内に収まるか事前確認が必須 |
特に1981年以降の新耐震基準に適合している建物は、補強レベルを最小限に抑えながら再利用しやすい傾向にあります。
■ 実例紹介:鉄骨倉庫の再利用+増築プラン
事例概要(東京都内/築28年/S造倉庫)
既存延床面積:650㎡
再利用範囲:柱・梁・基礎
増築部分:平屋約200㎡(側面拡張)
改修内容:外壁全交換/高断熱パネル化/照明LED化/エアコン更新
合計費用:約4,500万円(坪単価換算:約23万円/坪)
期間:設計2ヶ月/工事約4ヶ月(営業一部継続)
ポイント:
躯体状態の現地調査で再利用可能と判断
建築確認申請は「一部増築+改修」で対応
解体費・新築にかかる仮設費用を大幅削減
■ 躯体再利用増築のメリット・デメリット
メリット
建替えに比べて費用が約30〜50%抑えられる
産業廃棄物(解体材)大幅削減 → 環境配慮
事業継続しながら工事できるケースあり
デメリット
構造劣化や基礎強度により再利用できない場合もある
増築範囲・高さに法規制の制限を受けやすい
設計段階での構造診断・調査費用が必要
■ 法的チェックポイント(建築基準法・消防法)
建築確認申請の対象か?(10㎡以上の増築)
用途地域/容積率/建蔽率の範囲内か?
避難経路/耐火構造/スプリンクラー設置要件
建築当時の旧法規に対して是正が必要か?
特に消防法は用途変更や床面積増加時に厳しくなる傾向があるため、
所轄消防署との事前協議が重要です。
壊さず活かす「構造診断」から始めよう
老朽倉庫でも、「壊す」ではなく「活かす」視点を持つことで、
低コストかつ短期間で機能性・断熱性・省エネ性をアップさせることができます。
ただし、成功の鍵は事前の構造調査・設計検討の質にあります。
弊社では、以下のようなプロセスでご支援可能です:
躯体診断・基礎調査
増築設計・法規確認
建築確認申請対応
工事スケジュール調整(稼働との両立)
ご希望があれば、現地調査・ラフプランの作成も無料で対応可能です。
「建て替えか?再利用か?」でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
まとめ
倉庫建設のプロセスでは、各段階での効率的なコスト管理と品質確保が鍵となります。弊社のコンストラクション・マネジメント方式を通じ、コスト削減と高品質な倉庫建設を提供することを目指しています。倉庫建設に関するご相談は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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