自社倉庫を建てるなら?賃貸とのコスト比較と判断基準

物流の効率化や在庫管理の強化を考える企業にとって、「自社倉庫を持つべきか、それとも賃貸を続けるべきか」は重要な経営判断の一つです。
特に中小製造業やEC事業者にとっては、コストだけでなく事業の柔軟性・将来性にも関わるテーマです。

本記事では、建設マネジメント(CM)会社の視点から、自社倉庫建設と賃貸倉庫のコスト構造の違い判断ポイントについて詳しく解説します。

1. 自社倉庫のメリットと注意点

✅ メリット
  • 長期的なコスト削減
     → 月々の賃料支払いが不要になり、減価償却を通じて固定資産として残る。

  • レイアウトの自由度
     → 商品特性や業務動線に合わせて最適な構造を設計可能。

  • ブランディング・信用力の向上
     → 自社所有であることが取引先の信頼獲得にもつながる。

  • 補助金の活用が可能
     → 省エネ倉庫やZEB対応倉庫などで補助金を活用できる場合あり。

⚠ 注意点
  • 初期投資が大きい
     → 建設費用、土地取得費用、諸経費(設計・確認申請等)などが発生。

  • 運用リスク
     → 将来的に事業縮小・撤退となった場合も固定資産として残る。

  • 維持管理コスト
     → 自社で修繕・更新を行う必要があり、ランニングコストが一定程度発生。

2. 賃貸倉庫のメリットと注意点

✅ メリット
  • 初期費用が低い
     → 保証金・敷金程度で、すぐに利用開始できる。

  • 柔軟な運用が可能
     → 事業拡大や移転時の対応がしやすく、将来の不確実性にも対応しやすい。

  • 維持・修繕の負担が軽い
     → 原則オーナー側の責任となるケースが多い。

⚠ 注意点
  • 月額固定費の継続支払い
     → 長期間使用すると総コストが高額になる。

  • 構造や仕様に制限あり
     → 自社業務に最適化された仕様に改装するのが難しい。

  • 賃貸更新リスク・契約終了リスク
     → オーナー都合で契約が打ち切られる場合も。

3. 実際のコスト比較(シミュレーション)

区分自社倉庫賃貸倉庫
初期費用約1億〜3億円(土地+建物)敷金・礼金・保証金(数百万〜)
月額ランニングコスト固定資産税・修繕費など賃料+共益費
耐用年数20〜40年(減価償却)契約により2〜10年程度
補助金活用可能(ZEB・BCP補助金など)原則不可

👉 ポイント:10年以上使用する想定があるなら、自社倉庫の方がトータルコストは安くなるケースが多いです。特に補助金を活用した省エネ型倉庫は大きなメリットがあります。

こんな方は建設を検討する価値あり

  • 長期利用(10年以上)を前提としている

  • 既存の賃貸倉庫に業務上の不満がある

  • オリジナルの保管・出荷動線を設計したい

  • 補助金を活用して省エネ倉庫を作りたい

このような方は、一度建設マネジメント会社によるシミュレーション・相談を受けてみることをおすすめします。

まとめ

倉庫建設のプロセスでは、各段階での効率的なコスト管理と品質確保が鍵となります。弊社のコンストラクション・マネジメント方式を通じ、コスト削減と高品質な倉庫建設を提供することを目指しています。倉庫建設に関するご相談は、ぜひお気軽にお問い合わせください。