【うちの倉庫は違反建築?】知らずに違反になる倉庫の特徴とリスクとは?

近年、**「倉庫の建替えや増築を計画した際に、実は既存建物が違反建築だった」**というケースが増加しています。

違反といっても、意図的に法令を無視したケースだけでなく、
過去の法改正を知らずに使い続けていた軽微な改造が実は違法だったといった
**“知らずに違反”**の例も少なくありません。

本記事では、倉庫における代表的な違反建築のパターンとそのリスク、是正方法について、
倉庫建設・改修に精通した建設マネジメント会社の視点から分かりやすく解説します。

■ 違反建築とは?|まず押さえるべき定義

建築基準法に違反している建物は「違反建築物」とされます。
以下のような状態が代表的な例です:

  • 建築確認を取らずに建てた(未確認建築)

  • 建築確認通りに建てなかった(違反施工)

  • 許可面積を超えて増築した(容積オーバー)

  • 構造や用途を変更したのに申請していない(用途変更違反)

  • 敷地・接道条件が法を満たしていない(接道違反)

■ 倉庫でよくある違反建築の具体例

違反内容よくあるケース
無確認建築簡易倉庫を10㎡超で設置したのに確認申請をしていない
増築違反鉄骨棚や中二階を後から追加したが、構造変更申請なし
容積率超過敷地に対して過剰に建て、申請面積を上回っている
用途変更倉庫から事務所や作業場に変えたのに手続きしていない
防火・避難違反2階建て化や防火区画がない状態で使用継続している

特に地方の古い倉庫や、自社で長年使用している建物ほど、無意識に違反状態になっていることがあります。

■ 違反状態を放置するとどうなる?

違反建築を放置して使用し続けた場合、以下のような重大なリスクが発生します:

  • 建て替え・増築・改修ができない(確認申請不可)

  • 売却・賃貸・相続時に資産価値が下がる

  • 金融機関からの融資が通らない可能性

  • 災害時の保険金が下りない

  • 自治体から是正指導・使用停止命令が入ることも

「今すぐ壊せ」というケースは稀ですが、
何か手を加える際に「このままでは許可できません」となるのが現実的な落とし穴です。

■ 違反かどうかの確認方法は?

違反建築かどうかは、以下の手順でチェックできます:

  1. 建築確認申請書・検査済証を取得(役所・法務局など)

  2. 建築図面と現状を比較し、面積・構造を確認

  3. 接道条件・用途地域・容積率を法令と照合

  4. 必要があれば建築士やCM会社に調査依頼

当社では、**「現地調査+法令調査パック」**として、
違反の可能性を調べる簡易診断を承っております。

■ 是正(合法化)の方法と費用感

違反状態を是正するには、以下の方法が考えられます:

  • 追加申請による合法化(軽微な違反)

  • 部分撤去・面積縮小による再調整

  • 用途を元に戻す/避難設備を追加する

  • 一部構造の補強や改修工事

費用はケースバイケースですが、数十万〜数百万円単位が目安です。
※建替えよりは安価に抑えられる可能性があります。

まずは「知らずに違反」を疑ってみる

倉庫を建てた当時には問題なかったが、
今の基準では違反状態になっている=既存不適格・違反建築というのは決して珍しくありません。

もし下記のような心当たりがある場合は、早めの調査をおすすめします:

  • 「中2階や事務所スペースを後から足した」

  • 「建築確認書類がどこにあるか分からない」

  • 「昔からそのまま使っているが、法的にどうか気になる」

将来的なリスク回避・資産保全のためにも、早めの現状把握が第一歩です。

まとめ

倉庫建設のプロセスでは、各段階での効率的なコスト管理と品質確保が鍵となります。弊社のコンストラクション・マネジメント方式を通じ、コスト削減と高品質な倉庫建設を提供することを目指しています。倉庫建設に関するご相談は、ぜひお気軽にお問い合わせください。